香川県坂出市の金山で産出されるサヌカイト(カンカン石)は、1300万年前の火山活動によって生じた太古の石。 旧石器時代には矢尻や石包丁、その後美しい音を響かせる楽器として、人々の豊かな暮らしに深く関わってきました。 サスティナブルの求められるいま、今年は四国村ミウゼウムから、自然との共存、そして平和の響きを発信します。
サヌカイトは、たたくと澄んだ音が響くことから、 太古より打楽器として用いられてきました。 釣り鐘型の筒状にくり抜いたサヌカイトは、 余韻の長い美しい音で、心身を癒してくれます。 地元の子どもたちの演奏などとともに どうぞお楽しみください。
うどん県として、すっかり名を馳せた香川県ですが、 もちろんうどんばかりではありません。 温暖な気候の中、のびのびと育った地場野菜をはじめ、 地元食材をふんだんにつかった薬膳お弁当ほか、 坂出の豊かさに、舌鼓を打っていただけることと 思います。
KANAYAMAのサヌカイトは石器として、 縄文時代には、全国的に広範囲で利用されていました。 また平安時代には空海が修行した霊山としても知られ、 山内の瑠璃光寺は、その名残を伝えています。 歴史ロマンに思いを馳せ、混沌としたいま、 そして将来への光を見つめ直す 時間になればと思います。
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